NIGHTWISHはこんなバンド
絶大な人気を誇るフィンランド出身のシンフォニックメタルバンド。
音楽性はゴシック・メタル、オペラティック・メタル、シンフォニックメタルなどにカテゴライズされる。
1996年にキテーで結成、1990年代後半にこの分野の音楽が躍進するうえで、最も重要な役割を担ったバンドのひとつとされている。
またオペラティック・メタルの代表的存在で、ヴォーカルのターヤ・トゥルネンが歌う本式の声楽に基づくオペラティックなボーカルを武器に、ヨーロッパや南アメリカを中心に絶大な人気を得る。2008年までの総売上は350万枚を超える。
2005年にトゥルネンが解雇され、オーディションを経てアネット・オルゾンが加入し、2007年より新たに活動を開始している。
2001年秋にベースにサミ・ヴェンスケが脱退。
現メンバーは、ヴォーカルにアネット・オルゾン、ヴォーカル・ベースにマルコ・ヒエタラ、ギターにエンプ・ヴオリネン、ドラムにユッカ・ネヴァライネン、キーボードにツォーマス・ホロパイネンである。NIGHTWISHの歴史と音楽性
音楽性はゴシック・メタル、オペラティック・メタル、シンフォニックメタルなどとカテゴライズされるが、リーダーのツォーマス・ホロパイネンはナイトウィッシュがゴシック・メタルバンドであることを否定しており、「女性ボーカリストが歌うメロディック・ヘヴィ・メタル」“melodic heavy metal with a female vocalist”と説明している。
当初はボーカル、キーボード、ギターによるフォークのプロジェクトとして始動するが、すぐにドラムスを加えてヘヴィ・メタルへの接近を図る。2ndアルバム『オーシャンボーン』にてアトモスフェリックなシンセサイザー、クラシカルな歌唱、本格的なヘヴィメタルサウンドを融合させ、現在の音楽性を確立する。さらに4thアルバム『センチュリー・チャイルド』よりベーシスト兼ボーカリストであるマルコ・ヒエタラが加入し、本格的な男女ツイン・ボーカルの形となる。
バンドの主要な作曲者であるホロパイネンが好きな音楽家は、「ヴァンゲリス」と「ハンス・ジマー」。好きなバンドは「メタリカ」、「パンテラ」を挙げ、映画音楽に強く影響を受けている。激しいメロディックなヘヴィメタルのバックグラウンドに女性の歌声を乗せたスタイルが、ナイトウィッシュの個性となっている。
その後はナイトウィッシュに影響を受けたことを公言する「シモーネ・シモンズ」(エピカ)の声楽を習い始めたきっかけが、15歳の時に聴いたナイトウィッシュのアルバムであったり、「サンダー・ゴマンズ」(アフター・フォーエヴァー)の曲作りにもナイトウィッシュが確実に影響を与えていると語っている。
「ニコル・ボーグナー」は、彼女のバンド、ヴィジョンズ・オブ・アトランティスのファースト・アルバムにナイトウィッシュの影響があったことを認めている。
ホロパイネンの親友でもある「トニー・カッコ(ソナタ・アークティカ)」もまた多くの影響を受けていると発言しているほどである。。